愛恵は続けた。

「仕事では、もちろんたくさんの人の愛を感じながら、励まれたり…してるんです。でも、私生活でもそうありたいと思ってます」


「というと?」


「仕事も恋愛も、愛が必要だって…」

更に愛恵は続けた…

「仕事で100人の人に愛されたとしても。私生活で愛して欲しい人の愛が感じられないのはかなしい…」




40分後…


スムーズに仕事が終わる

堺は
「このまま帰りますか?」

「うん…とりあえず六本木方面に行って」


1時丁度。


携帯が鳴る。

ジョーだ。


5分ほどで 電話を切る。
「堺くん。六本木のクラブまで送って」