康介は、シャワーをホルダーに掛けると、
両腕で、優の身体を抱き締めた。

シャワーのしぶきが 顔にあたる。


「…あぁ…」
優は康介に身を任せる。
2人は そのまま バスルームで 愛し合い 更に 部屋に戻ってからも、続く。


途中 康介は 愛恵の携帯へ電話をした。

今夜は ジョーに 戻って来られては ややこしい…

「俺だ」

「なーに先帰って…」
「タバコ吸いにカウンターいったら昔の友達とあってそのまま続いてる。ジョーは?」

「代わる?」
「いや、まだ一緒なら、悪いけど今夜は適当に泊まるとこさがしてくれといってくれないか…」

それだけゆうと、電話を終えて、優の元へ戻る。

「彼女?」
優は悪戯っぽく笑う。

「違う。俺は浮気はしないぞ」

「知ってる…」

優は康介の厚い胸板に耳をあてる。

「健康な心音」
「調べるな」
康介は優の頭にキスをした。
「彼女じゃないが、今だけ同居人が居る。男だが、これじゃ帰って来られたらまずいだろー」

「いつから?バイセクシュアルに?」
また優は笑う。

「俺は差別はしないが、自分はいたって女しかだけねーよ」

康介は、起き上がると、優の両腕を抑える。


そのまま 彼女の細い首にキスをした。

彼の唇は 徐々に 下へおりてゆく…


抑えられて 身動きの取れない優は、足をバタバタさせた…


結局 朝日が 差し込む頃まで、そうしていた…