全てが 終わった。

これで穏やかな日々が訪れるだろう。


会見終了後に事務所スタッフとの打ち上げがあった。


2人がマンションに戻ったのは8時


康介から すこしだけいいかと 電話がはいる。

すぐに 康介 優はマンションへ訪れた。

康介は紙袋をわたす。
「あとで食って」


4人は久し振りに ゆっくり 愛恵以外はビール…。


「会見すげぇ良かった…」
「愛恵さんの指輪のセリフじーんときた」

「おれはジョーのむせたのにじーんときた」

優は康介を殴る。


「やっと落ち着けるな…」

「うん…康介も優さんもありがとう」


「実は俺たちも入籍しようと思ってさ。後継人のサインを愛恵とジョーにお願いしに来た…」


「わおっ!ドクターやっときめた?えらいっ」

「なんかおまえにほめられてもそんなにうれしくないのはなぜか…」

また 優は康介を殴る。

「おめでとー!だ」

重なる時には重なる…。

ジョー 愛恵。
康介 優。

まだまだ 若い彼らには たくさんの困難があるかもしれない。

それでも 互いを 思いやる気持ちの積み重ねが 結婚生活を 作ってゆくのだ。


康介と優は いっぱいで本当に帰って言った。
ジョーはあとかたづけをしながら 愛恵を呼ぶ。

「幸あるときも。悩める時も、ぼくは、キミを守る。何があっても。キミにボクの全てを捧げる」


愛恵は さっきの記者会見の続きかと思った。

「お願いします」

愛恵も彼を見つめた。