会見を終えて帰宅したのは9時過ぎだった。

終了後に 事務所スタッフとの打ち上げがあった。


帰り際に 康介から電話があった。

マンションにつくと同時に 康介がやってきた。

上がれば?

玄関口で、康介は
「いや、今日は2人ともつかれてるろうし。また後日飲むべ。で、これはい」

なに?

「2人でゆっくりしてけろ。でわ。ボクもこづくりでもしよー。おやすみぃ」



愛恵は紙袋を開ける。
ドンペリのピンクと 愛恵のお気に入りの洋菓子店のザッハトルテ…

「なかなかやるじゃん」
明日にでも電話をいれよう。


愛恵はドンペリを冷やした。


ジョーは先にお風呂に入っていた。

愛恵も、バスルームへむかう。


「入っていい?」
「イイョー」

愛恵もバスタブに浸かる。

「気持ちいい」
「足かして」

愛恵の足をジョーはマッサージする

「つかれてるから。いいよ」

「疲れてないよ。愛恵」「なに?」

「ごめんね。指輪」

愛恵はジョーの顔を自分の胸元に寄せた。

「なんで?素敵な指輪じゃない。すっごく綺麗よ」

「いつかもっとデカいダイヤ買う!」
ジョーは笑った。


「そんなのより。私はアナタと子供と幸せに暮らしていたい」


互いに抱き合う。

「セックスはデキナイノ?」

愛恵は笑う。

「明日病院で聞いて来る」


2人は その日は本当に疲れていて ソク寝だった…