「全くお前は、あいかわらず慌ただしいなぁ」
父親は、愛恵が帰って来た事がうれしいのに…ちょとした、嫌味を言った。
「ジョーたくさん食べなさいね~」
「おい。ビールないぞ」「あたし持って来る」
藤倉家は 終止 穏やかな感じで 会話がすすむ。
「で、お前は何か?結婚でもすんのか?」
この家の人たちは…


「若過ぎるだろう。愛恵には…」

「あら!お父さん古いわねぇ。お母さん賛成だから」
「お前が結婚すんじゃねーんだからよ…」
「私がしたいくらいだわ。こんなに優しくてかっこいいんだもん」

ジョーは、楽しそうにしている…。

2人とも 飲んでしまったし 明日 帰ることにことにした。



「少し休んだらお風呂入りなさいね」


「ジョー大丈夫?」
「ん?」
「緊張~してる?」
「今はもうだいじょぶ。楽しいよ!」


「あー。愛恵…ママ手伝わなきゃ~」

ジョーはキッチンへむかう。


リビングに 父親と2人。
「…本気か?」

ジョーのことだ。

「うん。本気」

「…俺も母さんも年寄りだ。心配だけはかけるなよ。…まあ。年はわかいが、中身はちゃんとしてそうだな…」

「うん…すごく優しい」
「優しいのが一番だ」


キッチンから2人が戻る。
「お父さんもジョーを見習ってよー。なんだっけ?」

ジョーは 「レディフア~スト」と言った。


「おいジョー。愛恵も今は美人だけどあと30年たつと隣の人みたいになるからなぁ」

父親は ビールを手酌で飲む。

「おいグラス」

「持ってくる持ってくる」愛恵が立ち上がると ジョーは
「ボク持って来るよ」

そう言って 腰をかるく 立ち上がると グラスを3つ持ってきた。


「あら~お母さんも?」
「ヒトクチ!」


4人は改めて乾杯した。

母親が
「お父さんのだけど、新しい奴だからいいわね」
ジョーに着替えを用意した。

「ジョー」

愛恵は、バスルームにジョーを案内する。

「わからなかったら、ボタンおして呼んでね。ありがとう。ジョー。お父さんたちと楽しんでくれて」
「たのしいよ。すごい久し振りに思い出した」
愛恵は、ジョーにキスをした。