「邪魔が入っちゃったな」
「もう! 早く下りて」
咲良は押し殺した声で言った。翔太がしぶしぶ起き上がり、咲良の手を引いて起こしてくれた。そうして手を握ったまま立ち上がる。
「続きは家に帰ってからだね」
翔太の言葉に咲良の頬が赤く染まった。それをごまかすように手で扇いでいると、翔太が真顔になって言う。
「咲良さん、ありがとう」
それは創太の態度が変わったことをいっているのだとわかった。でも、照れくさくて咲良はそっけなく言う。
「何のこと?」
翔太は小さく笑うと、咲良の手を引いて引き寄せた。見上げた彼の顔が大きな笑顔になり、咲良もくすぐったい気分になって、その気持ちに押されるようにつぶやく。
「私も……愛してる」
「俺も。すごく幸せだ」
「私もよ。これからもっともっと幸せになろうね」
ようやくみんなに祝福されて結婚式を挙げられるのだから。その気持ちを込めて微笑むと、翔太が真顔になって咲良を見つめた。
「そうだね。咲良さんを幸せにする。だから、咲良さんも俺を幸せにしてください」
「任せといて! 咲良先生に二言はないから!」
「もう! 早く下りて」
咲良は押し殺した声で言った。翔太がしぶしぶ起き上がり、咲良の手を引いて起こしてくれた。そうして手を握ったまま立ち上がる。
「続きは家に帰ってからだね」
翔太の言葉に咲良の頬が赤く染まった。それをごまかすように手で扇いでいると、翔太が真顔になって言う。
「咲良さん、ありがとう」
それは創太の態度が変わったことをいっているのだとわかった。でも、照れくさくて咲良はそっけなく言う。
「何のこと?」
翔太は小さく笑うと、咲良の手を引いて引き寄せた。見上げた彼の顔が大きな笑顔になり、咲良もくすぐったい気分になって、その気持ちに押されるようにつぶやく。
「私も……愛してる」
「俺も。すごく幸せだ」
「私もよ。これからもっともっと幸せになろうね」
ようやくみんなに祝福されて結婚式を挙げられるのだから。その気持ちを込めて微笑むと、翔太が真顔になって咲良を見つめた。
「そうだね。咲良さんを幸せにする。だから、咲良さんも俺を幸せにしてください」
「任せといて! 咲良先生に二言はないから!」


