夢色約束

「仲いいねぇ」

電話が終わると、みんながこっちを見てニヤニヤしていた。


「な、仲良すぎ」


「さすが、わが校の最強カップル!」


「そんなんじゃないよ」


「いやいや。さすがだよ」


「もう、なにそれ」

付き合ってないんだけどね。

光、好きな人いるし…

ん?

そうだよ、今までは恋人役してたけど、もう必要なくなったんじゃ…


「香里奈ちゃん」


「香里奈ちゃん?」


「へ!?」


「どうかしたの?」


「う、ううん!なんでもないよ!」

みんなは私を見て心配そうにいていた。


「そう?」


「う、うん!」


「なら、いいけど…」

言えない!

光と本当は恋人じゃないなんて、私からは言えない!


「女子~?決まったか~?」


「決まったよー」


「じゃあ、席に戻ってください」

私はもう一度指示を出した。