「今、あなたのおそばにいるのは誰ですか?」


「…光、だよ?」


「はい、私は、そばにおります」

『約束するよ、』


「あなたの手に触れ、あなたの目を見ています」

『そばにいる』


「ここにおります」

『俺が、』


「だから、そんな顔なさらないでください」


「ひか、…」


「私は、離れたりしませんよ」

『香里奈を守るよ』


「大丈夫です」


「ひ、か…」

不格好に名前を呼ぶ私を、光は暖かく受け入れてくれた。