「おはようございます、お嬢様」 「………おはようございます、早苗さん」 閉じそうな目をなんとか開けながら返事する。 「今日は新しい講師の方がいらっしゃいます。なんでも、お嬢様の身の回りのこともしてくださるようですよ」 「私の?」 「ええ、専属になると聞いております」 専属… 光がいなくなってから、私に専属はいなかった。 だからすべて早苗さんがやってくれていた。 このタイミングで専属変更。 そこまでするほどの相手なの? この縁談…