カランカラン

「ありがとうございましたー」


「あ~おいしかった~」


「お前のお腹叩いたらいい音しそうだな」


「またそういうこと言うっ!!」

バシッと光の腕を叩いた。


「冗談だって、むしろまた痩せただろ?もっと食え」

その言葉に目を見開いた。

光には、なんでもわかっちゃうんだね。

私は思わず笑みこぼれた。


「さて、次どこ行くんだ?」

考えてなかった・・・


「考えてなかったんだろ?」


「うっ・・・」


「仕方ねーな、最近できたショッピングモールでも行くか?」


「行きたいっ!!」

勢いよく言った私に光はケラケラと笑いながら手を引いて歩き出した。