CMコラボが決まった頃には、平然と歩いていても振り向きもされていなかったアイドルグループXCEON 。
あれから半年余り、彼らの歌を口ずさんでいるファンが、こんなにいるんだなと感じて嬉しくなる。
「詩月さ~ん」
突然、聞こえてきた遥の明るい声に振り返る。
広報車の上から、拡声器を手にした遥が呼んでいる。
僕は演奏を中断し、手を振ってこたえる。
遥が、大きく手を振り、拡声器越し嬉しそうに叫ぶ。
「詩月さん、楽譜採用が決まったよ。新曲が出るんだ。ホラックの『ザッツ・ア・プレンティ』のアレンジ」
僕は大きく頷いて、エレキヴァイオリンのG線を鳴らす。
「詩月さんは、ずっとXCEON の1員だから。詩月さんはXCEON のメンバーだから。ザッツ・ア・プレンティ『本気だよ』」
あれから半年余り、彼らの歌を口ずさんでいるファンが、こんなにいるんだなと感じて嬉しくなる。
「詩月さ~ん」
突然、聞こえてきた遥の明るい声に振り返る。
広報車の上から、拡声器を手にした遥が呼んでいる。
僕は演奏を中断し、手を振ってこたえる。
遥が、大きく手を振り、拡声器越し嬉しそうに叫ぶ。
「詩月さん、楽譜採用が決まったよ。新曲が出るんだ。ホラックの『ザッツ・ア・プレンティ』のアレンジ」
僕は大きく頷いて、エレキヴァイオリンのG線を鳴らす。
「詩月さんは、ずっとXCEON の1員だから。詩月さんはXCEON のメンバーだから。ザッツ・ア・プレンティ『本気だよ』」



