玄関を開けた俺に待っていたのは、パァンという派手なクラッカー音と、弟達の満面な笑みだった。 ポカンと意味が分からないとばかりに口を開けている俺をよそに、弟達はハッピーバースデイの歌を歌い始めた。 「やっぱり翔にぃ誕生日のこと忘れてたな!」 「予想通りー!」 誕生日…。 「あ!!俺、今日誕生日じゃん」 「「だから、さっきからそう言ってるじゃん」」 呆れたとばかりに俺を見る弟達。 すっかり忘れてた…。