俺、兄貴になりました③




「もしかして、家の事で悩んでんのか?」


和馬の言葉に、思わず肩が震えた。



「なんでそう思う?」


「いや、お前が悩むのはいつも家のことだからな。良くも悪くも。誕生日で弟の喜ぶ物はなんだ?とかな。ま、今回はそういうハッピーな悩みじゃなさそうだけど」



相変わらず、鋭い奴だな。




「まぁ、ケンカでもしたんだろ?早く仲直りしろよー?謝っちまえばいいんだって」



そうだな。

早く、謝んなきゃな。



でも、俺がこんなにも悩むのには理由がある。


あいつらと兄弟になって数年。


俺はまだ、兄貴としてあいつらに認められてないんじゃないって、そう思うんだ。