俺、兄貴になりました③




「まぁまぁ、今日は自由に食べさせてやろうじゃないか、翔輝」




甘い。


親父は甘すぎる。




そりゃ、俺だって自由に食べさせてやりてーけど…。




限度ってもんがあんだろーが。




「何ー?何の話し?」


「うわ、煌と雷デザートだらけじゃん」




戻ってきたアイドルの双子の皿を見ると。



「お前らも寿司だらけじゃねぇか」




見事に二人揃って寿司しか乗ってない。




「美味しそうだったから」


「全種類とってきた」





もういいや。

これじゃ俺が最後まで持たない。




旅行中は自由にさせておこう。