それからお昼を食べ終えて、また車に乗って出発。
出発してからわずか10分。
弟達はまた眠りについた。
コノヤロウ。
寝るか、騒ぐか、食うことしかしねぇな、こいつら。
そして車を走らせること1時間、やっと目的地に着いた。
「「すっげぇえええっ」」
そこは、海が目の前にある有名なホテルだった。
フロントで受付を済ますと、ホテルマンが荷物と共に部屋へ案内してくれた。
「こちらがお部屋になります。鍵はオートロックになっておりますので…」
「うぉおおおっ!」
「海目の前じゃん!!」
「卓球やろうぜ、卓球!!」
「お前らぁああっ!何先に部屋に入ってんだ!!今説明してくれてんだから静かにしろ!!」
全く、こいつらはっ…!!
「「いいじゃん、兄貴が聞いとけば大丈夫…」
「お前ら今から帰らせて仕事みっちりやらせんぞ、この悪ガキ共」
「「すみませんでした」」



