祐と別れて数日―…
何事もなく平穏な日々が続いていた。
ただ一つ違うのは、
毎日のように鳴っていた携帯が何の反応もしなくなったことくらい…
今までの癖で授業が終わる度に携帯をチェックしてしまう自分が、何となく虚しくなった。
自分から振ったのに、何をしているのか…
けれど、あんなにも連絡を取り合っていた私達でも、別れてしまえばメールの一つもしなくなるんだ。
本当に男女の別れなんて、こんなにあっけないものなんだなぁと改めて思った。
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