『約束して下さい。エリーゼ様は私の前では無理に笑わず、本当の気持ちを伝えて下さると』
「ええ。約束します」
私達は絡めた小指に少し力を込めてから離した。
『約束を破ったらお仕置きですよ?』
「グレンさんのお仕置きは怖そうですね」
私が笑いながら言うと、グレンさんも笑って、
『そうですよ。私の仕置きは怖いですから絶対に破らないようにして下さいね』
と言った。
真剣な顔をしたり、悪戯気な顔をしたりと様々に変化するグレンさんの雰囲気に魅せられてしまい、落ち込んでい
たはずの気持ちが少し軽くなっていることに気づかなかった。

