リナリアの王女2

 「私が笑顔でいられれば良い?」
『そうです。先程も言いましたが、エリーゼ様が楽しければ私も楽しいのです。ですから私の一番の願いはエリーゼ様が笑顔でいてくれる事なのです』
「私の笑顔・・・。私が笑顔だったらグレンさんは幸せになれるの?」

こんな私でも誰かを幸せにする事が出来るのだろうか・・・?

『そうですね。エリーゼ様が笑顔でいて下されば、私はそれをお傍で見られるだけで幸せです』

私がただ笑っている事だけで、グレンさんを幸せにする事が出来るというのなら、頑張ってみよう。
いつも頼ってしまうグレンさんに、お返しが出来るんだ。

「分かりました。私、グレンさんを幸せに出来るように笑顔でいたいと思います」
『そのお気持ちはとても嬉しいのですが、辛い時には無理して笑わないで下さいね。それでは意味がありませんから』
「はい」




『では指切りをしましょう』