リナリアの王女2





「どうして・・・」




「どうして私は人を傷つける事しか出来ないんだろうね・・・」





きっと私はまた無理したような顔で笑っているんだろう。
「サラちゃん、泣かせちゃってごめんね」
静かに泣き続けるサラちゃん。
胸が締め付けられる。

「ごめんね、サラちゃん」
私はまた謝る事しか出来ない。




「今の私といたらサラちゃんをもっと傷つける」
『エリーゼさん、』
サラちゃんが何か言おうとするのを遮る。





「悪いけど、一人にして」




疑問じゃなく、突き放すように。
サラちゃんは優しいから私を一人にしようとしないだろう。
だからこそ、私は命令口調で言った。

『・・・分かりました。失礼致します』
何か言いたげだったけど、諦めてサラちゃんは一礼してから去って行った。



馬鹿な私。



自分から人を突き放していく。



この世界で私が一人で生きていく術などないくせに。