「 隆起 のばかっ ‼︎‼︎ うしろ乗っけろ〜」 ドタバタと階段を駆け下りて もうすでに自転車にまたがっていた隆起の後ろへとダイブする グンッ 「うわ、今おまえが乗った瞬間、 自転車が縮んだぜ 笑」 そうやってケタケタ笑うと 「 よし、 んじゃマッハで行くぞ〜」 と叫んだ隆起は 颯爽と自転車をこぎだす 夏の 風が わたしのポニーテールの髪を さらさらと後ろへとひっぱる