merry-go-round

俺は高校1の夏ぐらいからスーパーのレジをしている。
さっき話していた子は先月入った菜奈さん。年が近いからかよく話してくる。


22時をまわった繁華街は土曜日ということもあるのかサラリーマンが沢山いて、とても賑わっていた。

ぽつり...

雨かなっと思っていたらいきなり大雨になった。急いで折り畳み傘を広げ歩いていたらもう閉まっている店の前で雨宿りする女性がいた。
その女性はぼんやりと遠くをみていた。俺は自然と彼女の方に足が動いていた。

『もしよかったらこの傘どうぞ』と言って俺は人見知りな方だから傘を渡してその場から逃げようとしたら手を掴まれて

『あっ!待って!そしたら君が濡れちゃう』と眉毛をへの字にしながら言った。

『俺は若いから大丈夫です!』と言ってまた駅に行こうとしたら

『なにそれ。私が若くないみたいじゃない。貴方と多分5歳ぐらいしか違わないのに。』と次は少し怒った顔をした。

『別にそういうわけでは…』

『本当?じゃあ一緒にこの後ご飯行ったら許してあげる』と半分強制的に近くのレストランに連れていかれた。