孤独のお嬢様を救え!!


side智紀


最近、東廠さんは学校に来ない

先生からは体調不良と聞かされている


こないだ東廠さんの過去を聞いたあとの

”わたし、秋山君といると落ち着くな。ずっと私のそばにいてよ…

ねぇ、秋山君は私のこと嫌い?”

あの言葉が頭から離れず、連絡も全くしていなかった

気まずい…

でも、プリントとか預かったし届けに行かないと

東廠さんにメールする


"最近、学校来てないけど大丈夫?プリント届けるついでに調子を見たいから今からそっち行ってもいいかな?"

すぐに返信がきた

"うん、いいよ。心配してくれてありがとう。"

学校のプリントと板書したルーズリーフを持って東廠さんの家に行く

マンションの前につく

あいかわらずここに来るのは慣れない

顔なじみになったコンシェルジュさんと挨拶を交わす

エレベーターで最上階まで行った

エレベーターを降りるとすぐに玄関がある

以前、インターホン押して鍵あいてたら勝手に入っていいからね

と言われたので一回だけインターホンを押して中に入った

中に入るとリビングのソファーに座っていた東廠さんが立ち上がってこっちにこようとした

そのとき、東廠さんの体が前に倒れていった