孤独のお嬢様を救え!!

「ねぇ、メアド交換しとこ?なんかあったら連絡してよ。一人だといろいろあるでしょ。」

俺はそう言った

本当に心配だったから

一人暮らしだとなにかと不便なこともあるだろうし

俺の言葉に戸惑っている彼女

なんか、変だった?

クラスメイトだしメアドくらいはいいと思ったんだけど

一人で悩んでほしくない

そう思った俺はテーブルの上にあった彼女の携帯に勝手にメアドを登録した

「はい。入れといたから。東廠さん、もっと人を頼っていいと思うよ」

そう言って携帯を彼女に渡すと泣き始めてしまった

かなりビビった

「俺がメアド入れたのそんな嫌だった?(苦笑)」

「違うの。頼っていいって言ってくれたのが嬉しかっただけ」

そうゆうことか

でも嬉しいと言ってもらえた

「よかったぁ。
でも、本当に無理しちゃダメだよ。思ってたんだ。昨日からだけど、人に頼られてばっかりで無理してるように見えた。」

ずっと思っていたことを言った

彼女もびっくりしているようだった

たぶんこんなことを言われるのは初めてなのだろう

「ありがとう。ほんとにありがとう。」

「俺、いつでも相談とか乗るから。
じゃ、そろそろ帰るね。」

「うん。いろいろありがとう。また明日」

「また明日」

そう言って俺は家に帰った




これがハジマリ