しばらくすると男達が見えなくなったので路地にはいって呼吸を整えた
彼女には無理をさせてしまった
周りのことを見ないで全力で走ってしまった
「はぁ…大丈夫?ごめんね、巻き込んじゃって。助けてくれてありがとう」
「俺は大丈夫だよ。東廠さんこそ大丈夫?嫌だったでしょ?」
「私は大丈夫なの。秋山君が助けてくれたから! てゆうか、怪我してるじゃない!
うちに来て近くだから、早く手当しないと!」
「このくらい平気だよ」
「だめ!その傷のどこが平気なの!」
「わかったよ…どうせ家まで送らないと心配だし」
東廠さんを家まで送るついでに手当をしてもらうことにした


