前はそんないっぱいいたのか…。 この本の分厚さから見ても だいたい想像はつく。 俺は元あった場所に戻して また掃除を始めた。 ―ガタガタガタッ… 「…ん?」 ふと横を見ると 「だ…大丈夫ですか!?」 「う…うん,大丈夫。なんか上のほう掃除してたら…降ってきたの…。」 恥ずかしそうに「へへっ」と笑うその姿に 俺の心臓はもう爆発寸前です(笑) 「上にのせなくっちゃ…」 ぴょんぴょんと飛び跳ねて棚の上に乗せようとする。 ―その背じゃ無理だろ。 なんて思ったら体は無意識に動いてて…