俺はずっと考えてた。 あのシャッター音は何だったのか… だって鳥沢じゃねぇんだろ? アイツが嘘ついてるようにも見えねぇし。 てか嘘つく必要ないしな? 「宏っ!なに難しい顔してんの?」 「えっ!?ああ…美幸か。」 「美幸かって何よ?失礼ねっ!」 美幸は俺に購買のパンを渡した。 「これ,ちゃんと買っといたわよ!」 「おっ!サンキュー。さっすが美幸!」 美幸の手からパンを受けとる。 「あの…さ…」 「ん?なに〜?」 俺が見つめると,はっとして目を反らした。