小さい頃の夢を見た。
「ティーちゃんのおとおーさんは優しいめしてるよね!」
「ゆうちゃんの、めもやさしいよ?」
クリーム色の髪を撫でた。
「ティーちゃんは、きゅうけつきじゃないの?」
「たぶん、なるよ」
《なっちゃうんだよなぁ~!ケケケケッ》
「レウンちゃんだー」
幼いティナの髪の毛を緩くまとめているゴムのコウモリがしゃべる。
庭で、ゆうちゃんって子と遊ぶ私....
__子どもの頃の家__
_懐かしいなぁ_
「ゆうはね!ティーちゃん大好き!」
かわいらしい笑顔が砂のようにひかりを放ちながら消える。
幼いティナも消える。
最後に聞こえたのは、お父さんの声。
_ゆうちゃん....元気にしてますか?_

