コウモリのピン留め。


赤い宝石の目…。
これもつけるのか…。


千「…はぁ…。落ち着かないな」


皆ソファーに座って色々している。
貧乏揺すりや、手遊び、和に至っては氷をバキバキ噛んでいる。





ティナがため息を付いた。
…そのとき…。




千「くる」
ムワンと、何かが漂い、真っ黒なコートを着た人が三人現れた。




「おやおや…。人間に見せるものではないのだよ?」



ひとりはディオルオ。

「お前たち。コピーしてな」


「「はっ!!」」
仏壇に手を翳す二人。




テ「やっ…」
「アルティナさんは儀式の間にいててください。皆さんはここでいててよね。邪魔されたくないから…。ん?」




ツンと、ティナはディオルオを引っ張る。

テ「期間は…儀式が終わってから?」
「…クスッ…えぇ。」



テ「そしたら私は16歳に戻るの?」
「はい」
テ「…うそついたら殺すわよ」


「はいはい。」

パッとコートを離した。





ーなぜか悔しかった。ー