その間に
読んでいる千秋の顔はドンドン青くなる。



大「大丈夫か?」


千「…こ…『この魔法は、魔術師の求める時間まで時を戻す方法…。かけた相手を若返たり、存在を消したりする。生命体に歪みが生じるため、使われる事を禁じ、封印されてきた。』」




千「『魔術師の求める事を時間内にしなければ、死が訪れていよう』」



テ「…」
皆が息を呑む。




千「『これを解く方法はいまだ不明』……結果的あいつの思いどうり儀式をしなくてはならんのだな」

テ「…そっか」
ボソッと呟いたティナの声は、空を掠めた。