「何」



ーってかこの匂いこの人の血じゃない…。この人の近くにいる人のだわ。



余りに長く一緒にいたために体臭が付いたのかしら…。



テ「キミ」
にっこりと笑うと、男はギクリと肩をふるわせた。




「何」
テ「左近君だっけ…。ティナだよ。よろしくね」




ティナはそれだけ言って自分のいすに座った。




男「あれぇーティナちゃん左近はタイプじゃなかったぁ?」


テ「ううん?ティナ皆のこと大好きだからさぁー」
ー今はまだ、この学校の様子見だわ。






ティナの狙いはここに潜むバンパイヤなのだから…。