ティナは何も答えない彼らを見た。



ーっ…やっぱり無理なのかな バンパイアと人間は…仲良くなれないのかな…



青白い顔で寝ている彼の頭をなでる。
テ「千秋君とあなた達は…何年一緒にいるの…?。」



棗「…?8年だったかな…」
八年間も…




テ「八年間もあなた達をバンパイアから守ってきたんだね」
大「どぃうこと…」



テ「…バンパイアには能力と言って、血を力に変換する事ができる。千秋君は2個…barrierとdefend(守る)を取得していたのね…。」




和「何がいいたいの…」



テ「千秋君は八年間もdefendをあなた達にかけていた」




曉が目を見開いた。



テ「defendってのは…バンパイアのフェロモンを感じないようにするんだ。今の私と前の私じゃ…違うように見えるでしょ?」



棗「あ…あぁ」

テ「千秋君は私に力を借りようとするほどあなた達を愛しているわ。…あなた達が離れたいと思うならば…出ていきな。」



ー自動的に記憶から私達がバンパイアだって事…忘れさせてあげるー