ついているだけだった。 傷なんてどこにもない。 テ「来ないで…っ」 あの女はフラリと立ち上がり…倒れた。 警戒しつつつ近寄ってみると、あの女は青い顔で倒れていた。 テ「っ…はぁ…はぁ…はぁ…かぁ…さん……とぅさん」 目から赤い筋がこめかみに流れ落ちる。 血の涙…。 何で血なのか…そんな事も考えず、この僕が…あの女嫌いがこいつをお姫様抱っこしていた。 いつも震える手は、しっかりと彼女を持っていた…。 テ「...... 血が…欲しい」 そうつぶやいていたのを…僕は聞き逃した…。