李「何このビールの数」
奏「あへ?…ジュースもあるよ」
明「じゃぁ俺、生地作ってきますんで適当に遊んでて」
李「またか」
できあがるまで子供たちは李羽にべったりだった。
明久は穴のあいた鉄板と生地、具材や皿を持ってきた。
李「そういや、お前等は帰らなくて良いのか?」
零「ここ俺等の家」
明「ガキらは今日金曜日と、火曜日だけ、バイトでここに泊まってもらってんの…。はい、焼くよ」
生地を流し込んで、タコ、ウインナーやチーズなどたくさんの具材が入る。
タケ「おおぉ」
アリサ「いいにおい…」
マイ「早く食べたいなぁ!」
子供たちは口々に歓声をあげていた。
実はというと、李羽は姉や兄以外の他の人とご飯を食べたことがないし、
たこ焼き何て、めんどくさい食べ物も食べたことがなかった。
彼女なりに、歓声を我慢していた。
明久は良い焦げ目のついたたこ焼きを一つの皿に盛りつけていく。
零「いただきます」
子供「「いっただきます」」
アリサ「いた…だきましゅ…」
もうマイもタケもたこ焼きに食いついていた。

