もう一度首もとを触る。
奏「???」
李「ない。ネックレスが…!」



奏「えぇ…?!」
どうして…
李「…貴様…か?」



奏「取ってない取ってない!」



相当怖い顔をしていたのだろう、奏太は涙目になって否定した。



李「そうか。…すまない。」
奏「俺も探そうか?」

李「いや、いぃ」
それを零に見られたりしたら、きっとバレルだろう。




もし、落としているとしたら
あの階段か…。



李「心当たりがあるから行く。じゃ」