まぁ…それから数日後って奴です。

茜「李羽!これ…資料室に置いといてくれない!?」



李「え…無理。ひどく慌ててどうした」



茜「サチ子…いや、妻が出産前なんだ!」

李「…そうか。じゃぁやる。」




茜先生は資料を俺に渡してありがとうと言い、ものすごい速さで廊下を走った。

李「…産まれると…良いなぁ」
えっと…確か資料室って…あぁ…一階下の…。

階段を下りる。
…が…資料の量が多くて、足元が見えない。

ズルッ
李「きゃっ?!」
シャラン…

お尻がジンジンして、自分が転けたことが分かった。
李「あぁ…もー。グチャグチャ」




慌てて拾ったため、ネックレスが無くなったことなど知りもしなかった。