零「シュウ…」
李「…ぁあ…知ってるのか?」



君の兄だってこと…バレてないか内心ヒヤヒヤしていた。

奏「げほっ…りぃちん。鬼畜!むせかえった!…で…シュウってひとなら一人知ってるよー!零の兄ちゃん」



やはり…。
李「…い…家には居なかったようだが」




零「…一人旅だって…。三年も帰ってこねぇ」
やっぱり知らないんだ…。




奏「その人シュウって言うんだけどー!零とは違ってうんと優しいのさ!カッコ良くって、賢くて、強くて!俺の憧れだね!」




奏太が余りにも秀をキラキラした目でほめるから、彼の彼女の俺は無意識に口の端が緩んだ。