『…皆…ケガ…』
陸「こんなんどってことないで?」




雄治「大丈夫大丈夫」
そんなケガ…しているのに?
私のせいなのに?




爽「はぁ……沙彩、こう言うときは素直な喜んでくれると嬉しいです。あなたを苦しめる者はもういません」



そうだ…。



もうあの人は…。

星夜「自分をせめんなよ…。」




ギュッと星夜さんが横から抱きしめてくれた。





たぶん私は、理解できなかったんだろう。
…今、混乱する頭で…理解した。

『わ…私…人形じゃ…ない…。もう…あの人いない…。』




あの人は…いない。