骨と骨のぶつかる音。 瑠璃お姉さんに埋もれている私はどちらが勝って、どちらが負けているかなんてあいにく見当もつかない。 悲しい…。 こんなに皆のお邪魔になって…。 なにも返せてない…。 感情だって…教えてもらったのに…。 何分たったのだろうか… 瑠璃「…!沙彩ちゃんは見ちゃダメ!!」 『ぁ…ぅぁ!』 気持ち悪い…。 あの人は…あの人は…あの人が…。 こちらに手を伸ばしてきていた。