沙彩「…あ……夢」
皆が心配そうな視線を向けてくる。

星夜「大丈夫か?」
沙彩「大丈…夫。」
星夜「ーっ?!…。沙彩…少し無表情だぞ。笑え」

笑えない…。
〝あいにいくよ〟

沙彩「っ」
怖い。

〝あいにいくよ〟
頭の中に埋め尽くされるのはあの人の声…。
〝お前は人形…〝

沙彩「ヤダ…やぁっ?!」
声を振り払おうと頭を振ってると暖かいものに包まれた。
ぅ…腕?