沙彩「悲しい顔をしてる」
爽「…。早くカレー注いだら?冷めるよ。マヌケさん」
そう言って私はキッチンから出た。

分かってる…。



マヌケなのは私だ。

ポケットに入っていた携帯が振動する。
爽「はい」
《期限は明日だ。明日そちらに攻める》






爽「わかってます」
《ほぅ…。変な感情は持ち合わせてないよな?》




爽「…はい。では」

Pi…。

ツーッツーッとむなしい音が響く。