瑠璃「おい……陸…。」
陸「はーはい!!」




瑠璃「話の邪魔すんじゃねぇよ」
瑠璃お姉さんは鬼みたいに怒った。

瑠璃「奥さんは、


『魁司がなんか錠剤を飲んで、私の判子で勝手に離婚したの…私の娘を探しているの…沙彩はどこ』




って…嘆いてた。(私は、何もいえなかった…」





お母さんは…私を捨ててなかったの…?

瑠璃「沙彩ちゃん…」


瑠璃お姉さんが目を細めて私を見た。





瑠璃「つらいと思うけど…魁司…なんかお薬飲んでなかった?」



お薬?



『飲んでない…。でも…腕に何か刺してた』
…その後のあの人はとても恐ろしかったのを覚えてる。