-沙彩side-



起きたら朝だった。
私は気絶していたらしく今は星夜のベッドの上…。





星夜さんは出て行ったらしい。


枕元に学校に行ってくると書かれた紙が置いてあった。

時計を見ると12時だ。




昨日買ってもらった服を着て、リビングに出た。




そこにはいつも星夜さんが座っているソファーに堂々と座るサングラスのお兄さんがいた。



「よっ」

私はフーッ!!と威嚇した。
『誰』




「あははー!!沙彩…別嬪になったなぁー俺!雄治だよ。ここにたどり着けたようだね」




サングラスを外すお兄さんは、紛れもなく私を逃がしてくれたお兄さんだった。



『お兄さん!!』
私はお兄さんに飛びついた。



雄治「あら大胆」
『心配した』
お兄さんは私の髪を撫でた。