臆病な私でも恋はできるのか。





そのまま向き合って座っていると、彰人くんがぐっと近づいて私を抱きしめた。


「絶対に幸せにする。悲しい思いはさせない。またこうやっていくつになっても一緒にビールを飲んでほしい」


私をだきしめたまま彰人くんがそう言うので片耳がすごくくすぐったい。


「よぼよぼになってもビール飲むの?」


なんて冗談で聞くと、


「んー、そっか。じゃあ、一緒に薬のもう!腰痛とかの」


と明るく答えてきた。


「えー、一気にロマンがなくなったけど」


「うーん、じゃあね、こうやって抱きしめさせてほしい」


「…いいよ」


そう答えるとまたぎゅっと力がこもったように抱きしめられた。



彰人くんと恋ができて…これからも一緒にいることが出来て…私は幸せ者だ。