臆病な私でも恋はできるのか。





「思ったんだけどさ」


私も荷物を置いて飲んでいる彰人くんの隣に座る。


「何〜?」


彰人くんの喋り方が緩んできているような…


「こうやって、回し飲みしてもドキドキしなくなったなって…思って」


「あ〜間接キスくらいじゃ何とも思わなくなっちゃったね」


「慣れると思わなかった…」


「じゃあさ」


彰人くんがコンっと音をさせてビールを机に置いた。

そして、そのまま私にキスをした。


「これは、ドキドキする?」


「…する」


酔った彰人くんの顔が妙に色っぽくて…キスはビールの味がしたけれど、ドキドキした。