臆病な私でも恋はできるのか。





お父さんと歩いて、彰人くんと変わって…

指輪の交換をして…誓いのキスをして…ブーケトス。



来てくれた友人がわくわくと待っているのがわかる。


その友人に背を向け軽くふんわりと投げたつもりが、結構な高さで飛ばしてしまったらしく、誰がとったのかと振り返り確認すると、ブーケを受け取ったのはまさかのとっきーだった。



本人も驚いているし、私だって驚いた。

しかし、その後の方がもっと驚くことになるのだ。



「りお!」


スタスタと歩いてとっきーがりおの前に立つ。


「俺が持つとちょっと恥ずかしいからりおが持っててくれないか?」


と…


それって遠回しに…



「しょうがないわね…」



なんて言いつつりおも嬉しそうだ。


周りからは拍手までおこっているし…



「よかったね」


とこっそりりおに伝えると、今度は私たちの番ってことだねと笑いながらそう言っていた。