臆病な私でも恋はできるのか。





ご飯を食べながら色んな話をする。

仕事の愚痴。りおととっきーの話。その日あったニュースの話。ドラマの話。それから…


「今日はやけに凝ってますね?」


食卓に並ぶご飯を見て彰人くんがそう言う。


「だって今日は記念日でしょ」


「あっ!」


「え?まさか忘れてたの?!」


ここまでウキウキで料理を作った私って…


「うそだよ。覚えてたよ」


笑いながら何かを取り出す彰人くん。

バラの花束と…


「指輪?!」


ぱかっと開かれた箱の中に輝く指輪。


「結婚、してくれる?」


嬉しくて、嬉しくて、じんわりと胸が熱くなって涙が溢れた。

そして、涙をくいっと指で拭い、


「もちろん!」


と笑顔で答えた。