「沙織ちゃん、一緒に住もっか」
「え…?」
「ここじゃなくて、二人で」
「二人で…一緒に?」
「うん。実はちょっと前から沙織ちゃんが帰ってきたら言おうと思ってた」
さっきまでの雰囲気とは違い真剣に私に話をしてくれる彰人くん。
「嬉しい」
勝手に頬が綻ぶ。
にへらにへらと笑っていると、
「そんなに嬉しいの?」
と彰人くんに問いかけられた。
「嬉しいに決まってるじゃ…」
言いかけで彰人くんに口を塞がれてしまった。
暖かい唇が触れ合う。
すっと添えられた右手がわたしの頬と耳に当たってなんだかくすぐったい。
「幸せそうな顔を見ていたらしたくなった…」
「ふふっ…もっと幸せになりました」
なんだか心までくすぐったくなってきた。

