「とりあえず家行こっか」 「そうだね!雪柳さんや鷺草さんにも会いたいし!」 「二人とも今日は居るはずだよ」 久しぶりに歩く道。ほんのすこしの距離だけど、彰人くんの隣に並んでいるのだと思うと嬉しくなる。 「到着!」 彰人くんがそう言い、少し小走りで玄関に向かった。 「おかえり」 「だだいま!」 このお家も彰人くんとの出会いが無ければ前を通ることもましてや中に入ることなんてなかったのだろう。 出会いは散々だったけれど、今では笑い話に出来そうなほど良い思い出だ。