「でも、それだけ真剣なら早く読んでみたいと思ったんだ」
私があんまりにも雪柳さんを凝視するものだから、読みながら話していた雪柳さんがちらりとこちらをみた。
「随分と翻訳するのが楽しかったみたいだね?」
「はい!すごく楽しかったです!どんな表現にしようか…とか、知らない単語も調べたりして…調べると知らなかった言葉とか、沢山あって…新しい発見にわくわくしながら…って、すみません…興奮しちゃって…」
「なに謝ってるの。良いことだと思うよ」
「そう…ですかね…?」
気になる。雪柳さんの目に私の文章はどう映っているのだろう。
早く聞きたいような。少し怖いような。
でも、楽しみだ。

