「これは…?」 「翻訳の勉強もしようかと思って」 「へぇ」 「いや、まあ、まだ翻訳されていない本を読みたいってだけなんだけどね」 「どこまで進んでるんですか?」 「うーん。あまり英語得意じゃなくて…1日に数十ページってところかな」 「ええ?!でも、お仕事もしながらですよね?それって凄いのでは?!」 興奮気味にぐいっと雪柳さんに近寄ると、 「彰人に怒られるからだめ」 と笑いながら避けられてしまった。